木製家具に熱い湯呑や、コーヒーポットを直接置くと、熱によって塗装面が白く変化して輪染み(ワジミ)が出来てしまいます。この輪染みは今まで再塗装するしか方法がないとされていましたが、「オールメタルポリッシュ」を使って塗装面を損なうことなく簡単に白い輪染みを取る方法を発見しましたので、ご紹介します。
(但し、オイルステイン加工木製家具に水滴や水をこぼして出来た白い輪染みは、水が木部に浸透してオイルと着色剤を水が押し出した結果できた輪染みですので、全くこの方法は効果ありません。)
恐らくご家庭でも、せっかくのお気に入りの家具に熱い物を置いてしまって白い輪染みを作ってしまいがっかりされた方も全国に多数いらっしゃると思います。また、全国のホテルでもテーブルに白い輪染みが出来て再塗装するには費用が掛かり過ぎると悩んでいらっしゃる方も多数いらしゃると思います。
従来、塗装面に熱い物を置くことで、塗装面が熱によって熱変成が起きて白くなるのが原因で、その白い輪染みは塗装面の厚みの分まで白く変質していると思われていました。従って、再塗装するしか方法がないと考えるのも無理はないのですが、実際は白く熱変成した部分の厚みは非常に薄く、白い輪染みを取っても塗装面は取れてしまわないで十分塗装面が残ることが分かりました。以下、白い輪染みを取る方法をご紹介しますので、今まで諦めていた方々も是非お試しください
ご注意:
この白い輪染みは、前頁の説明通り二ス・ラッカー・ウレタン等の塗装がされている木製家具の上に熱いものを置くことで塗装面が熱によって熱変性が起きて塗装面が白く変色した場合の白い輪染みである場合のみ、この方法が効果があります。
以下の場合の白い輪染みにはこの製品は効果がありません。
※木製家具がオイルステイン塗装されている場合に出来る白い輪染みは、氷の入ったコップ等をテーブルに直置きした場合に水滴が木部に浸透し、その浸透た水分がオイルステインの油と 着色剤を濡れた木部から押し出し、その部分が色が抜けて白い輪染みが出来た場合です。この場合は、二ス・ラッカー・ウレタン等の塗装がありませんので、この「オールメタルポリッシュ」で磨いても輪染みは取れません。
※※二ス・ラッカー・ウレタン塗装の木製家具であっても、白い輪染み が出来た後、白い輪染みを取ろうとして、シンナーや除光液で擦ったり サンドペーパーで磨いた後のものは、塗装がその部分損なわれて いますので、この方法及びこの「オールメタルポリッシュ」 で磨いても効果はありません。
使用するアンクルビル製品:
オールメタルポリッシュ、
UB・ヴァーナックスファニチャークリーム473ml、ネル布(適当な大きさのもの)数枚(
アンクルビル・多目的クロスが柔らかさといい、理想的なネル布ですのでお勧めします。2枚入っていますので、1枚はオールメタルポリッシュを付けて白い染みを磨き、空拭きはもう一方の布をお使いください。)
処理方法:
- ネル布に「オールメタルポリッシュ」をつけます。少量過ぎると効果がありません。10cm四方当り、チューブから3~4cmぐらい布につけます。
- 白い輪染みの部分を擦り磨きます。この時必ず木目に沿って擦るようにして下さい。最初は、白い染みが広がるように見えますがそれは、白い染みが取れ始めている印です。簡単には取れませんので、力を入れて良く擦ってください。
- 最初はスムーズですが、その内擦ると重く抵抗感を感じます。そうなったら、綺麗なネル布でよく拭き取り乾拭きをします。まだ輪ジミが取れていなければ、輪ジミが取れるまで上の1.2.3を繰り返します。白い輪ジミが取れて目立たなくなったら次の4を行ってください。
- 「UB・ヴァーナックスファニチャークリーム473ml」を別のネル布につけて少量をよく擦り込むように磨きます。その後で、綺麗なネル布でよく乾拭きをします。
- 白い輪染みが綺麗に消えています。これで完成です。