高級木材家具の手入れのチェックリスト(応急処置方法)・トラブル シューティング(3)
か行(2)
傷(大変深い傷の場合)
表面が明るい色の場合には、傷をハードワックスで埋めます。
暗い仕上げの場合には、シュラックスティックを使い傷を埋めます。
その後で、一番目の細かなサンドペーパー等で表面をつるつるにしたあと、「アンクルビル・ヴァーナックス・ファーニチャークリーム」で磨きます。
キャラメルやチョコレートがついてしまった場合
チョコレートや柔らかいキャンディやキャラメルが家具に付いてしまった場合には、湿らせた布で拭き取り、別の乾いた綺麗な布に「アンクルビル・ヴァーナックス・ファーニチャークリーム」を少量付け、木目に沿ってこすります。
もし、 まだべとべとが取れない場合には、 あまり刃がついていない テーブルナイフの刃でかきとってから、「アンクルビル・ヴァーナックス・ファーニチャークリーム」で磨いて下さい。
口紅の“しみ”
湿らせた布で拭き取ります。 厚く口紅が付いて取れない場合は、 テーブルナイフでかきとった後、湿らせた布で拭き取ってください。
くもった状態の改善
家具がくもった状態で輝きやツヤが無くなった場合、「アンクルビル・ヴァーナックス・ファーニチャークリーム」で磨くことで高級木材家具の自然な輝きが戻ります。
しかし、他の粘性の高い家具用つや出しワックスやシリコンワックスで磨くと自然な輝きが曇ってしまいます。
「アンクルビル・ヴァーナックス・ファーニチャークリーム」は 使う度にあらゆる種類のアンティーク家具の独特の輝き「パティナ (Patina)」を改善してくれます。
クレヨンの跡
切れないテーブルナイフの刃でかき取ってから、「アンクルビル・ヴァーナックス・ファーニチャークリーム」で磨いて下さい。
煙でくすんでしまった場合
煙や すす で家具がくすんでしまった場合には、「アンクルビル・ヴァーナックス・ファーニチャークリーム」で磨くことで本来の輝きが取り戻せます。
香水をこぼしてしまった場合
直ちに拭き取って下さい。 拭き取っただけでは、“しみ” が出来ることがありますので、「アンクルビル・ヴァーナックス・ファーニチャークリーム」で磨いて下さい。
さ行
染み込んだホコリ
長い年月、屋根裏部屋や納屋に放置されていらアンティーク家具の場合は、 木目の中にまでホコリが染み込んでいます。この様な悪い状態のアンティーク家具も「アンクルビル・ヴァーナックス・ファーニチャークリーム」を使って何度も磨くことで蘇らせることが出来ます。
“しみ”や“むら”
「アンクルビル・ヴァーナックス・ファーニチャークリーム」を 正しい使用方法で使用続けると、大切な家具に“しみ”や“むら”が出来るのを防いでくれます。
指紋・掌紋
「アンクルビル・ヴァーナックス・ファーニチャークリーム」を指示通り控えめにつけて磨いた家具は、指紋や掌紋がつきにくくなっています。もし、仮に「アンクルビル・ヴァーナックス・ファーニチャークリーム」で磨いた家具の表面に指紋や掌紋が付いた場合には、柔らかな綺麗な布でこすると簡単に取れます。
除光液をこぼしてしまった場合
直ちに柔らかな布で吸い取って下さい。その後、「アンクルビル・ヴァーナックス・ファーニチャークリーム」で磨いて下さい。
白い“しみ”が出来た場合
ニス塗りの木製家具に 「白いしみ」 や 「ぼけ」 が出ることが多々あります。
この様な場合は、 りんご酢大さじ一杯を950ccの水に薄めたものを、柔らかな綺麗な布に湿らせ、木目の方向に何度もこすった後、乾いた布で良く水分を拭き取ります。
表面仕上げの方法により、「白いしみ」は 熱い料理や液体をこぼした時に出来易いのですが、これを取る方法としては、「木製家具についた白い輪染みを取る方法」を参照ください。「アンクルビル・オールメタルポリッシュ」の使用を御勧めします。その後、「アンクルビル・ヴァーナックス・ファーニチャークリーム」で磨いて下さい。
た行
食べ物の“しみ”
湿らせた布で拭き取り、 「アンクルビル・ヴァーナックス・ファーニチャークリーム」で磨いて下さい。
小さな欠け
小さな 欠け や キズ などは 「アンクルビル・ヴァーナックス・ファーニチャークリーム」 を数度繰り返しすりこむことで、目立たなくすることができます。
ただ、大変傷んでいる場合には、再仕上げが必要になります。
再仕上げをした場合にも、新しく再仕上げをした部分と、古い部分とを目立たなくさせるためにも、「アンクルビル・ヴァーナックス・ファーニチャークリーム」で磨くことが大切です。
彫刻を施した家具のホコリや残った磨き剤
彫刻を施した家具の場合、彫刻の部分に ホコリや余分な磨き剤が残っている場合があります。
この場合には、柔らかめの小さなブラシで、ホコリや残った磨き剤を取って下さい。
は行(1)
引出しが開き難くなった場合
引出しの木材に含まれる水分が多すぎると引き出しが開き難くなってしまいます。
この場合は、チェストや キャビネット、テーブルの引き出しの角の部分と桟の部分に「アンクルビル・ヴァーナックス・ファーニチャークリーム」を塗って、拭き取り磨くと解決します。
引っかきキズ(小さい傷)が出来た場合
「アンクルビル・ヴァーナックス・ファーニチャークリーム」を何度も引っかき傷に擦り込むことで、小さな引っかき傷は目立たなくなります。
もし、それでも気になる場合には、水彩用の筆にテレピン油を染み込ませ引っかき傷にそって塗るか、クルミの実で傷の部分をこすります。
引っかき傷(大きい傷)の場合
ニスを少しずつ薄い両刃の安全剃刀の刃で注意深く少しずつはがします。 この際、絶対に木を削らないこと。次に薄いニスを引っかき傷とニスを剥がした部分に塗り、完全に硬く乾燥するのを待ってから、細かなサンドペーパーで軽くこすります。これを何度も繰り返し、傷のへこんだ部分が他の部分より少し高くなるまで繰り返し行います。こんどは、埋めた部分をサンドペーパーで軽くこすり、他の部分と目立たなく様に、つるつるになる様に磨いて下さい。その後、「アンクルビル・ヴァーナックス・ファーニチャークリーム」で他の部分と目立たなくなるよう、つるつるになるまで磨いて下さい。
ビニールや雑誌の表紙等がくっついてしまった場合
ビニール等の合成樹脂のテーブルクロスやランチョンマット等は、熱い料理や熱い飲み物を置くと、熱によって往々にして木製家具にくっついてしまうことがあります。又雑誌の上に熱いものを置いた場合にみ、同様に表紙がテーブルにくっついてしますことがあります。
もし、 「アンクルビル・ヴァーナックス・ファーニチャークリーム」を付けてこすっても取れない場合には、その部分だけを乾いたアメリカンたわしで優しくこすって下さい。(注意:これは、家具の仕上げが良い状態の場合だけにすること。)その後、「アンクルビル・ヴァーナックス・ファーニチャークリーム」で磨いて下さい。
ひび割れ (細かなひび割れ)
直射日光が当たり過ぎたり、 高温、 高湿状態に放置したり、 古い家具であったりすると、往々にして、細かなひび割れが出来たり、なかには表面が裂けたりします。
「アンクルビル・ヴァーナックス・ファーニチャークリーム」で入念に手入れをすることで、細かなひび割れ状態が改善されます。